すっぴんの日のクレンジングは必要か
「クレンジング」というと、メイクをした日には欠かすことのできない、スキンケアの中の1つの工程ではないかと思います。
メイクをして、自分自身を美しく演出することも楽しいのですが、やはりメイクをしたままにしておくと、油分によって肌も息苦しくなってしまいますし、美しいメイクが汚れと化してしまうので、メイクをした日には必ずメイクを落とす必要があります。
では、メイクをしなかった日、つまり「すっぴん」ということですが、すっぴんの日に、皆さんはクレンジングを行いますか? 「え?普通にいらないでしょ。」と思う方が、多いのではないかと思います。
確かに、クレンジングはメイクをした日には欠かせないものであるため、メイクをしなかった日はメイクを落とす必要がないですし、スキンケアの工程が1つ省けて、「今日のスキンケアは楽チン」などと思うかもしれません。
しかし、実はすっぴんでも、肌にはメイクアップ化粧品以外の、油性の汚れが付いています。 それは、どのような油性の汚れかというと、以下のようなものが該当します。
- 肌を保護するために皮脂腺から分泌される「皮脂」の汚れ
- 排気ガスに含まれる油性の汚れ
- 保湿クリームや日焼け止めなどの油分の残り
- 料理をした時に顔に撥ねた食用油など
このようにして見てみますと、日常のあらゆる場面で、肌に油性の汚れが付くことがわかるかと思います。 先ほど挙げた事柄の中で、「排気ガスに含まれる油性の汚れ」や「料理をした時に顔に撥ねた食用油」ということに関しては、盲点だったという方も多くいらっしゃるはずです。
このように、外を歩いただけで、そして料理をしただけでも、肌に油性の汚れが付くので、すっぴんでもクレンジングが必要です。 「それくらいの油汚れ、洗顔だけで何とかなるんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、洗顔料というのは、どちらかというと、水性の汚れを落とすことを得意としています。 一方で、クレンジングは油分を含んでいるので、油性の汚れを落とすことを得意としています。 だからこそ、すっぴんの日でも、肌に付いた汚れはクレンジングで落として、肌をすっきりさせることが必要なのです。
最後に、日焼け止めやベースメイクも、列記としたメイクです。 「日焼け止めを塗っただけだから」「ベースメイクをしただけだから」などといっても、メイクをしていることには変わりはないので、クレンジングは必ず行いましょう。