椿油を使ったクレンジングで優しくきれいに汚れを落とす
メイクもクレンジングも肌には負担になるものだから、できるだけ自然に近い成分のアイテムを使って、優しくきれいに汚れを落としたい。
そんな思いを抱えている人たちの間で人気なのが、椿油を使ったクレンジングです。
椿油とは、名前の通り椿から抽出された精油のことで、日本では昔から女性の化粧品として親しまれてきました。 平安時代の貴族が、髪のお手入れをするのに使っていたというのは、有名な話ですよね。 今でも根強い人気のある商品で、ドラッグストアなどに行くと、必ず一種類は見つけることができます。
それにしても、他にも天然由来のオイルはたくさんあるのに、なぜ椿から取れる油が特に肌に良いと言われるのでしょうか。 実は椿油には、オレイン酸と呼ばれる成分が約85パーセントも含まれています。
オレイン酸はオリーブオイルなどにも含まれている成分で、肌をしっとりと潤してくれる効果があると言われています。 このため、肌の汚れをしっかりと落としつつ、保湿の効果も期待できる、というわけです。
クレンジングとして精油を使う際には、必ず「肌への使用」が可能となっている、精度の高い商品を使用します。 中には安価な商品も出回っていますが、肌への影響を考えるなら、多少お値段は高くても、品質の良いものを選びたい所。 成分表示や注意書きをよく確かめて、安心できる商品を探しましょう。
使い方は簡単です。 手のひらに、500円玉程度の量の椿油を出し、ゆっくりとメイクとなじませて行きます。 円を描くように、くるくると指先を動かすのがコツです。
十分にメイクと馴染んだら、ぬるま湯で軽く洗い落とし、その後、石鹸を使って洗顔します。 市販のクレンジング剤と違い、ぬるま湯や水だけで成分を洗い流すことはできませんから、必ず石鹸を使って二度洗いする必要があります。
メイクがそれほど濃くなく、マイルドにメイク落とししたい時は、普段使用している洗顔料を泡だて、そこに少量の椿油を混ぜることで、クレンジング効果が生まれます。
洗い終わったら、必要以上にベタついている箇所が残っていないかを確かめ、いつも通りのスキンケアを行えば完了です。 もちろん、使用中に痒みや痛みなど、何か異常を感じた場合はすぐにお手入れを中止し、石鹸で綺麗に洗い流すことも重要です。
