クレンジングで皮脂汚れは落とせるのか
人の肌質には大きく分けて四つあり、乾燥肌、敏感肌、脂性肌、混合肌と言われています。
なかでも、肌の汚れに最も敏感なのが、脂性肌の人ではないでしょうか。
脂性肌とは、文字通り皮脂分泌が盛んな肌質の事で、肌表面の水分が油分に比べて少ないために、毛穴が詰まりやすくなり、様々なトラブルを抱えてしまいます。
肌表面がべたついている事も多いため、埃や汚れが付着しやすく、またメイクも崩れやすいので、ついつい厚塗りになってしまうと言う人も多いようです。
そんな脂性肌の人にとっては、クレンジングも重要な問題です。 メイクの汚れに皮脂汚れが混ざると、とても頑固。 クレンジングをしっかりしないと、いつまでも肌表面に汚れが残ってトラブルの原因になりかねません。
脂性肌の人にもっともおススメなクレンジングは、オイルを使った方法です。 オイルタイプのメイク落としは、油分同士を馴染ませて汚れを浮かせ、洗い流すと言うもの。 この時、肌表面に残っている余分な皮脂も、オイルが一緒に吸着してくれるからです。
一方で、油分の取り過ぎはよくないので、ミルクタイプやクリームタイプにするべきだ、という意見も多く見られます。 これは特に、肌の水分が不足している、乾燥肌の人におススメな方法です。
乾燥肌は、皮脂の分泌量は普通なのですが、肌の内側の水分が不足しているため、肌表面が脂性肌と同様にテカってしまう事が多いのです。 この場合、重要視すべきなのは潤いの補給なので、より肌への負担が少ないミルクやクリームが合う、と言うわけです。
メイクを落とす時以外でも、クレンジングは毛穴の皮脂汚れを落とすのに役立ちます。 油分と良く馴染む性質を利用して、鼻や額、顎などと言った、特に毛穴が詰まりやすい箇所を重点的に洗ってあげる事で、毛穴の奥までスッキリ綺麗にする事ができます。
この時、ニキビや吹き出物ができている場合は、使用を中止して様子を見ましょう。 無理にクレンジングすると、かえって肌を傷めてしまう事があります。
分泌された油で毛穴が詰まると、ニキビや吹き出物だけでなく、古い角質がはがれおちるターンオーバーが崩れたり、毛穴が炎症を起こしてシミになったりします。 洗顔できちんとケアして、バランスの取れた肌を目指しましょう。