クレンジングをしないと肌にどのような影響があるのか
メイクを落とすクレンジングは、美しい肌を作るためには大切だといわれていますが、そもそもメイクや汚れを落とさずにいたらどうなるのでしょうか。
誰でも、メイクを落とすのが面倒で、そのまま眠ってしまったなんてこともありますよね。
クレンジングをしないと肌にはいったいどのような影響があるのでしょうか。 普段の生活で、肌にとって刺激や負担になっていることといえば何があるでしょうか? 一番はやっぱり紫外線、そして、空気の乾燥、ストレス、暴飲暴食、睡眠不足などの生活習慣の乱れが、思い当たりますよね。
また、実は、肌を保護しているはずのメイクも、肌にとっては負担になっています。 このようなことが原因で、肌荒れやニキビ、くすみなどが肌トラブルとして、肌の表面に現れてきます。
クレンジングをしないとメイクが肌に残ったままになってしまいますよね。 メイクの多くは油分です。 油分は、時間とともに、空気中の酸素や水分、温度、紫外線や蛍光灯から受ける光に影響されて、酸化していきます。
酸化といえば、理科の授業で、鉄が酸化して赤いサビができ、酸化鉄になりましたというのが、ありましたよね。 つまり、クレンジングをしないと肌に赤サビをのせているようなものだと考えると分かりやすいでしょうか。
肌の上に長時間ファンデーションなどが付着していると、それに含まれる油分が、酸素や活性酸素、紫外線などが原因で酸化していきます。 化粧品の油分や皮脂は、過度に酸化すると、過酸化脂質と呼ばれる有害物質に変化します。
過酸化脂質は、色素沈着を起こして黒ずみになってしまったり、大人ニキビができてしまったりと、様々な肌トラブルを引き起こしてしまいます。 メイクに含まれる油分や、皮脂は、5・6時間で過酸化脂質になると言われています。
つまり、朝、メイクして、夕方には過酸化脂質が肌に付着していることになるのです。 これを落とさずにいると、シミやくすみ、たるんだ肌、大人ニキビを生み出してしまいます。
そうならないためにも、必要のないメイクは、クレンジングで落としてしまいましょう。 また、肌の新陳代謝が低下していると過酸化脂質ができやすいので、身体の内側からもケアする必要があります。
抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンC、ビタミンEなどを摂取して、過酸化脂質をつくらないようなスキンケアをしていくことが大切だといえるのではないでしょうか。