フランスでは夜クレンジングしたらスキンケアを行う
日本では、クレンジングでメイクや油性の汚れを落として、さらに洗顔料で水溶性の汚れを洗い流す、W洗顔が、正しい洗顔だと広く認識されています。
そのため、販売されている化粧品の多くは、W洗顔することを前提に作られています。
一方、フランスでは、夜はクレンジングをしたら、そのままスキンケアを行うことが常識になっており、洗顔料を使用しないそうです。 これは、フランスの水道水の水質が、日本とは異なり、洗顔には向いていないため、洗わない洗顔法を行っているとのいうのです。
この洗わない洗顔法は、フランスに限らず、実は日本でも注目されています。 W洗顔すると、肌に必要な分の皮脂なども、余計に取り除いてしまい、それが肌を乾燥させてしまう原因になりうるからです。
洗わない洗顔法には、保湿力のあるクレンジング剤を用います。 ミルクタイプやクリームタイプのものは、保湿力もあり、油分と水分のバランスが、人間の肌の割合と似ているので、肌に負担をかけずにクレンジングすることができます。
しっかりとメイクしている場合には、アイメイクや口紅を専用のポイントメイクリムーバーなどで落としてから行いましょう。 夜は、いつもと同じようにクレンジングで、メイクや汚れを落としていきます。
そして、コットンに水をたっぷりと含ませて拭き取るか、水で洗い流します。 拭き取ったら、化粧水や乳液、美容液、クリームなどで、スキンケアを行って肌を整えたら完成です。
朝、起きたら、夜につけた美容液やクリームが、皮脂や空気に触れて酸化したり汚れたりしているので、これを落とす必要があります。
朝もコットンに水をひたひたに含ませて、夜つけた美容液やクリームをきれいに拭き取るか、水で洗い流したら、スキンケアをして肌を整えて完了です。
日本の水道水は肌にも優しいので、洗い流すことができますが、フランスでは、肌に合わないために洗い流さず、コットンで拭き取ることでクレンジングを行っているということです。
考えてみると、美肌を作るエステサロンなどでも、クレンジングのあとは、洗顔せず、拭き取ってそのまま、肌のお手入れをするので同じですよね。
実際に洗わない洗顔を実行した人たちは、乾燥肌が改善されてきて、メイクのりがよくなったという人も多いので、試してみる価値があるといえますね。