クレンジングに使用されている原料の見方
クレンジングの原料について、真剣に考えたことはありますか?
天然由来とか、界面活性剤とか、単語だけは知っているけれども原料や成分の表示にまでは気を配っていない……という人も多いと思います。
確かに、化粧品の原料や成分表示は非常に分かりにくく、単語も難しいのでチェックする気がなくなってしまうのも当然です。
でも、本当に肌に優しい物を選ぼうと思ったら、やはりその部分のチェックを外すことはできません。 今回は、特に注目しておきたいクレンジングの原料について、いくつかピックアップしていこうと思います。
界面活性剤
最も目にしやすいのが、油分と水分を乳化させて洗い流しやすくするための原料です。 ステアリン酸PEG・イソステアラミド・オクチルドデセス・ジオレイン酸PEG・脂肪酸グリコール・トリステアリン酸PEG・ヘキサエルカ酸スクロース・ラノリン脂肪酸PEGなどが挙げられます。汚れを分離させ、洗浄するために含まれるものも多いです。 ポリクオタニウム・セチルピリジニウヌクロリド・塩化メチルロザニリン・ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン・ヤシ脂肪酸TEA・カルニチン・ステアリン酸TEA・ラウリルグルコシドなどがあります。
防腐剤
文字通り、クレンジングが腐ったり、カビが生えたり、もろもろの菌などの繁殖を抑えるための成分です。 パラベン・フェノキシエタノールなどがこれにあたります。ちなみに、ノンアルコールと表示されている化粧品はあくまで「エチルアルコール」が含まれていない商品ということになるので、似た成分であるエタノールが含まれていることもあります。
化粧品と医薬品・医薬部外品の表示の違いについて
クレンジングなどの化粧品では、含まれている量の多い順に原料が表示されています。 しかし、医薬品や医薬部外品の場合は、メーカーが強調したい成分を最初に表示できる制度になっているので注意が必要です。また、化粧品とそうでない商品とでは、同じ原料でも表記に違いが出ることがあります。 医薬部外品は化粧品よりも規制が緩いのか、複数の成分をまとめて表示できる原料名が記載されていることが多いのです。
こうした細かい違いもあるため、クレンジングの成分が気になる場合は一つ一つをインターネット等でチェックしてみるのもオススメです。